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BBC News, 6 November 2026
内務省は、ある弁護士が、不法就労をめぐる4万5000ポンドの罰金を帳消しにする方法を説明している様子をBBCに隠し撮りされたことを受け、調査を開始した。
モハンマド・アリアス・ユサフ(通称アリアス)は、不法就労者を雇用したことで罰金を科される危機に直面しているミニマーケットの経営者になりすました潜入取材記者に対し、ある主張を行った。
弁護士規制局(Solicitors Regulation Authority)は、弁護士や法律事務所による不正行為がなかったかどうかを確認するため、BBCの調査結果を精査する意向を明らかにした。
ブラッドフォードを拠点とするこの弁護士は、相談を持ちかけた相手(実際には潜入記者)に対し、海外に住む誰かを見つけてその人物をミニマーケットの経営者だと名乗らせることができれば、罰金の支払いを回避できると語った。
ユサフは、そのような助言を誰かに行ったことも、内務省に虚偽の情報を提供したこともないと否定している。
BBCによるより広範な調査の結果、不法就労に対する罰金の内、少なくとも1億5000万ポンドが未徴収のまま政府に対して未払いとなっている事が明らかになった。これは、BBCが独自に入手した英内務省の統計データによるものである。
これを受け、シャバナ・マフムード内務大臣は、こうした罰金の科し方および徴収のあり方について見直しを行うよう指示した。
マフムード大臣は、「我々のルールを損なう者たちを明らかにしてくれた」として、BBCに感謝の意を表した。
さらに同大臣は、「不法就労は、誠実に事業を営む雇用主を不利にし、地域の賃金水準を押し下げ、組織的な移民関連犯罪を助長するものである」と付け加えた。
内務省は、入国管理規則に違反があったかどうかを確認するため、これらの申し立てについて調査を行うと述べた。
その後、複数の有力政治家が、英国の入国管理の執行体制を「脆弱」であり、「笑いもの」になっていると批判した。
内務担当の影の内閣大臣クリス・フィルプ氏は、ユサフ氏の「事務弁護士(ソリシター)資格を剥奪すべき」だと主張した。また、司法担当の影の内閣大臣ニック・ティモシー氏も、事務弁護士を管轄する規制機関のトップに対し、「早急な措置を講じ、ユサフ氏が事務弁護士として活動できないようにする」よう求める書簡を送った。
フィルプ氏は次のように述べた。「シャバナ・マフムード氏は、どれだけ多くの罰金が科されたかを誇らしげに語るが、実際にはそのほとんどが無視されていることが明らかになった。これでは国境管理が危機的状況に陥り、執行体制が笑いものになるのも当然だ。」
法曹規制局(Solicitors Regulation Authority)の広報担当者は、「我々は今回得られた情報を検討し、さらなる調査が必要な問題が生じていないか確認するつもりだ」と述べた。
またBBCは、法執行機関内部の告発者からも話を聞いた。匿名を条件に応じたこの人物は、不法就労者を雇用していた事業所の「真の所有者」を特定することが非常に困難であると明かした。
この告発者によると、あるミニマーケットのカウンターには、入国管理当局から科された罰金の通知書が「箱の中に詰め込まれた状態」で置かれており、中には4万ポンドに上るものもあったという。
「私が経営者に『罰金が科されているようですが、支払うつもりですか?』と尋ねると、彼らはあざ笑うように鼻で笑い、通知書を箱に放り戻して『自分には関係ないことだ』と言い放つのです。」
BBCは過去18か月にわたり、ミニマーケットや理髪店など、繁華街(ハイ・ストリート)に位置する一部の事業所に関連した不法就労や犯罪行為について、広範な調査を行ってきた。
BBCの潜入取材記者が「不法就労により4万5000ポンドの罰金を科された」という設定で接触したところ、ユサフ(Yousaf)という人物が、4500ポンドの手数料を受け取ることを条件に、その罰金を他人の名義に変更できると語る様子が密かに録音された。
ユサフは、罰金を事業の責任者ではない人物の名義に変更するよう助言したり、内務省に虚偽の情報を提供するよう促したりしたことは一切ないと否定し、今後もそのようなことは決してしないと述べた。
「私の仕事は、議会が設けた法的手続きに則って罰金処分に異議を申し立てる事です。その主な根拠は、摘発された人物がそもそも従業員ではないという点にあります」と、ユサフ氏はBBCに語った。
同氏はさらに、記者が自身の事業を他人の名義にすることを提案した際、虚偽や不誠実な主張を立てる事はできないと書面で伝え、その依頼を引き受けなかったと付け加えた。
政府は、「逮捕や立ち入り調査は過去最多の水準に達しており、不法就労者の強制送還数も50%増加している」と述べた。
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