The Independent, 10 December 2024
地元議会が全会一致で提案を否決
ロンドン塔の近くに新しい大使館を建設するという中国の計画は、今週、地元当局の投票により、潜在的なセキュリティ・リスクと交通渋滞を理由に却下され、新たな障害に直面した。
中国政府は6年前、ロンドン塔近くの歴史的な場所であるロイヤル・ミント・コートを購入したが、それ以来、英国最大の外交施設と北京のヨーロッパ最大の大使館を開設するための入札で、反対の高まりに直面している。
これまでのところ、中国は2万平方メートルの土地に新しい大使館を建設する計画許可を得ることに失敗している。提案されている大使館は、2018年に48,000平方メートルのスペースで開館したロンドンのアメリカ大使館よりも約18%大きくなる。
タワーハムレッツ地区の政治家たちは月曜日、全会一致でこの計画に反対票を投じた。タワーハムレッツ市議会は先に、提案されている大使館の敷地は地元の警察リソースを訓練し、道路渋滞を増加させ、ロンドン塔周辺地域に悪影響を及ぼす可能性があると述べた。
「提案されている大使館は、潜在的な抗議活動、テロ行為、および関連するセキュリティの緩和措置が、全国的に重要な観光名所の繊細な背景に及ぼす影響を懸念するため、地元の観光業に悪影響をもたらすだろう」と議会は主張していた。
中央政府は10月、争われている申請を承認するかどうかの最終決定を下すと発表したが、地元住民と議会の意見は来年早々の計画審問で検討されることになる。
アンジェラ・レイナー住宅相は、「提案されている開発の関連するすべての側面を検討するため」、この問題について地元で調査を行う予定だ。
中国政府関係者は、英国政府が公式レベルの会合で計画許可の確保に協力しなかったことに不満を表明したと伝えられている。中国大使館の報道官は8月、ホスト国には「外交使節団施設の建設を支援し、促進する国際的義務がある」と述べた。
中国と英国はこの点で「互いに便宜を図るべきだ」と報道官は付け加えた。
大使館を承認するかどうかを決める計画調査は、来年8日間にわたって行われ、遅くとも5月までに決定される予定である。
キーア・スターマー英首相は先月、習近平国家主席からの問題提起を受けて、中国が提出した計画を検討するよう閣僚に要請したと述べた。
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