The Telegraph, 3 October 2024
前首相、回想録で2017年にイスラエル首相が個人用トイレを使用した際にセキュリティチームが盗聴器を発見したと明かす
外務省のボリス・ジョンソン氏の個人用トイレで、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が使用した後に盗聴器が発見されたと、元首相が主張している。
ジョンソン氏は、2017年にイスラエルの首相が彼の部署を訪問した際、彼が施設を使用した後、彼のセキュリティチームがトイレで盗聴器を発見したと主張している。
ジョンソン氏によれば、彼がビビと呼ぶネタニヤフ首相は、古いオフィスでの会談中、トイレに行くために席を外したという。
ジョンソン氏は著書『Unleashed』の中で、次のように書いている。"ビビはしばらくの間、そこで修理をしていた。偶然かどうかわからないが、その後、盗聴器がないか定期的に調べていたところ、サンダーボックスから盗聴器が見つかったと聞いている。"
『テレグラフ』紙のインタビューで、何が起きたのかもっと詳しく説明できないかと尋ねられたジョンソン氏は、こう答えた: 「そのエピソードについて知る必要があることは、すべて本に書いてあると思う。」
イスラエルがこの件で質問を受けたか、叱責を受けたかは定かではない。
同じ頃、イスラエルはホワイトハウスに盗聴器を仕掛けたとして非難された。
米政府関係者によると、ホワイトハウスや首都周辺の機密場所近くに設置された携帯電話監視装置の背後にイスラエルがいる可能性が高いとワシントンは結論づけた。
イスラエルのスパイ機関であるモサドで働いたことはないが、ネタニヤフ首相はモサドと緊密に連携していたことで知られている。
モサドはCIAに次ぐ西側世界第二のスパイ機関として、対外情報収集と秘密工作に力を注いでいる。
当時外務大臣だったジョンソン氏は、ネタニヤフ氏との面会の際、初めて外務省を訪れた彼に仕事場を案内しながら、「ウィリー・ウォンカ」のように感じたと語っている。
モサドがドナルド・トランプの盗聴で告発
モサドは2018年、ドナルド・トランプを盗聴するためにホワイトハウスの近くに盗聴器を設置したと告発された。
3人の元米政府高官がポリティコ誌に語ったところによると、イスラエルはFBIによって、ワシントンD.C.に多数の小型装置を設置した犯人として特定されたという。
ある当局者は、携帯電話の通信量を監視するこの装置は、当時の大統領をスパイするためのものだった可能性が高いと語った。
国際携帯電話加入者識別装置(IMSI)キャッチャーは、携帯電話の電波塔であるかのように機器をだまし、携帯電話の位置や通話内容を捕捉することができると言われている。
当時、在ワシントン・イスラエル大使館のスポークスマンは、この主張を否定し、「ナンセンス」だと述べた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、「我々には指令がある: 米国での諜報活動、スパイ活動は禁止だ。」
トランプ大統領もこの報道に反論し、「信じがたい」と述べた。
彼は、アーサー・ジェームズ・バルフォアが「パレスチナにユダヤ民族のための民族の故郷を建設する」ことを定めたバルフォア宣言が書かれたウォールナットの机そのものを持っていると冗談を言ったと書いている。
これに対してネタニヤフ首相は「ワオ」と声を上げ、「本当に畏敬の念を覚えた」様子だったという。
ジョンソン氏はその後、「彼が使ったペンそのもの」を持っていると主張したが、引き出しからビック社のバイロを取り出しただけだった。
そして、バルフォアがどのようにしてこの手紙を書くことになったのか、また、このウォールナットの机は元外務大臣がこの手紙を書いたものではなさそうだと告白した。
にほんブログ村
No comments:
Post a Comment