Thursday 31 December 2020

コロナ感染者数、また最多更新

 二日前に、新規感染者数が最高値を記録したばかりですが、今日はそれをあっさり更新して55,892人となっております。死亡者数も964人と高いままで、これらはまだクリスマスに集まった結果は含んでいないので、数週間以内に記録更新は間違いなさそうです。

Covid-19 in the UK: How many coronavirus cases are there in your area?

医療現場もかなり逼迫しているようで、重病患者を他の病院に移動させなければならない所も出てきているそうです。政府が全国的な封鎖をしないと、より以上の犠牲者が出るという専門家もいます。いつもなら、大晦日はみんなで大騒ぎのパーティーですが、今年ばかりはそうも行きません。“今年はみんな大きな犠牲を払ってきたけれど、人との距離を取る、手洗いとマスクをする事を確実に行ってくださいと。新年を迎える夜は、他人との接触を著しく減らすことで、コロナウィルス感染の拡大を抑制することができるという事”だと、Public Health England のDirector が申しております。

今日のロンドンは曇りで、気温は低いですが、時折青空も見えました。昨夜は午前3時過ぎに目が覚め、やたら明るいと思ったら、お月様が煌々としていました。車も少ないので、空気も澄んでいる気がします。今の所、パトカーのサイレンも聞こえないので、皆さん自宅で静かに過ごしているのではないでしょうか⁈ 😉

それでは、皆様、良いお年をお迎え下さい。



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Wednesday 30 December 2020

Tier 4 が広がったよ…

 Tier 5 なるか?とささやかれていた今日のコロナウィルス関連の政府発表ですが、Tier 4 地域が追加され、Tier 2 地域が Tier 3 に引き上げられるに留まりました。イングランドの75%が、明日からTier 4 に入ります。大晦日にはみんな自宅にいろという事ですね。花火もないし、いつものように地下鉄も一晩中は走らないそうなので、それなりに制限はあるでしょうが、恐らく、クリスマスみたいに車で誰もいないと思ってセントラル辺りに来てみたら、同じ事を考えているのがいっぱいいたなんて事になりかねないな。

Covid-19 in the UK: How many coronavirus cases are there in your area?

本日の新規感染者数は50,023人で、相変わらず高いままです。死亡者数は981人となっておりまして、クリスマス休暇の間に事務処理できなかった分が出てきましたね。

朗報はオックスフォード/アストラゼネカのワクチンが承認され、来週の月曜日から接種が始まるそうです。1回目の接種をできるだけ全体に施せば、少なくとも重症化を防ぐことができるとの事で、3月いっぱいまでに行き渡らせたいとの事。まずは高齢者、基礎疾患のある人達、医療従事者、養護施設勤務者などから優先的に接種が始まります。ワクチンを接種しても抗体ができるまで2、3週間はかかるので、それまでの間はこれまでのような予防処置が欠かせないそうです。何はともあれ、通常型コロナウィルスを抑えこみかけていた所へ、変異種が猛威を振るってきたので、なんとか光が見えてきましたかね。😀



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Tuesday 29 December 2020

Tier 5 来るか⁈

 明日30日は、新型コロナウィルス感染抑止"Tier"システムに関して再検討する予定となっています。これまで既存のコロナウィルスを基準に作られた現行の規制では、感染力が以上に強い変異種の拡大には対応できないだろうという懸念があり、Tier 4 を発表したのはわずか10日前ですが、手遅れになる前にもう一段階上の "Tier 5" について話し合われるのではないかと言われています。

今日の発表の新型コロナウィルス感染者数は53,135人で、昨日の新記録を11,000以上も離しての上昇です。死亡者数は414人、コロナウィルス感染の入院患者も増加の一途で、特にロンドンの上昇が顕著です。


医療機関も一杯一杯で、コロナウィルス感染者用の臨時病院”ナイチンゲール”も稼働しそうだとの事。このナイチンゲール臨時病院ですが、イングランドは4ヶ所、東ロンドン、バーミンガム、マンチェスター、ハロゲート (Harrogate, Yorkshire)、スコットランドとウェールズでは呼び名が違いますが、それぞれグラスゴーとカーディフにあります。ロンドンのナイチンゲール病院は使われずに解体されていると報道されていましたが、一部のベッドや機材は移動されたものの、病院自体は健在で、いつでも患者を受け入れられるそうです。

そこへ来て、オーストラリアでイギリス人と思われるバックパッカー達が浜辺でクリスマスパーティーで大騒ぎをして、物議を醸し出しております。


25日のクリスマスの日、西シドニーの有名なブロンテ・ビーチの隣の駐車場で、何百人というマスクなしの若者達が、歌って踊っての大騒ぎをしていたそうです。ここは通常ならば観光で賑わう場所のようですが、コロナウィルス感染を防ぐため厳しい規制を敷いているとの事。目撃者によると、パーティーの若者達のほとんどがイギリス人、もしくはオーストラリア人ではないとの事。明らかに “イングリッシュ・アクセント” だったし、白いイングリッシュ・フットボール・ジャージを着ていたそうです。これを知ったオーストラリアのアレックス・ホーク大臣は、この国の安全を守るためのルールを破る者は強制送還だとカンカンです。スイスのスキー場といい、この件といい、この人達、イギリス国内でも同じような気もしますけどね。😓



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Monday 28 December 2020

新規コロナ感染者数 新記録達成!!

 全く喜ばしい事ではありませんが、新規新型コロナウィルス感染者数が41,385人となり、新記録達成となりました。本日発表の死亡者数は357人となっておりまして、合計で71,109人となっております。しかし、他の統計では87,000人以上がコロナ関連で死亡したとされております。

4月の頃は検査を受けられる人が限られていたので、もし、第一波の時に今と同じような検査体制だったら、感染率はもっと高かっただろうとの事。そして、日本でも報道されているようですが、スイスのスキーリゾートで隔離されていたイギリス人スキー客200人が、こぞって一晩の内に逃げ出したというニュースがありました。何故、こんなに感染者が多いのか、なんとなく察しが付くと思います。クリスマスに動くなっていうのに、車で移動して他の家人と混じり合っていましたからね。休みが明けて事務処理が再開して明日か明々後日に、死亡者数も跳ね上がりそうです。(イギリスは今日までバンクホリデーでお休みでした)

医療現場も逼迫していて、コロナウィルス患者以外を受け入れるのが難しくなってきているようです。12月26日には変異種コロナウィルス感染の急増により、例年よりも2,500件以上多い救急電話があり、病院側が受け入れてくれるまで6時間近く待つ事もあったそうです。第一波の時に作られたコロナウィルス専門の臨時病院、ナイチンゲール病院(Nightingale Hospitals)も、近い将来、使う事になるかもしれないとの事。しかし、スタッフが足りなくて、春の封鎖の時も使うに使えなかった感があり、今回もどうなる事か。

イギリスと南アフリカの変異種コロナウィルスはフィンランドでも確認されました。クリスマス休暇で帰省したり旅行したりして、もうとっくに世界中に散らばってるようです。頼みの綱のワクチンは、休み明けの明日から再開するそうですが、うまく行ってくれると良いですね。



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Sunday 27 December 2020

中国のWalvax, オックスフォード/AstraZenecaに似たワクチンを製造開始

中国のWalvaxが、英国オックスフォード/アストラゼネカに似たワクチンを製造開始するそうです。アストラゼネカは中国での供給のため、中国本土でワクチンを製造する事に同意しており、年末までに1億回分の製造能力を確保すると発表されていましたが、もう似たようなのができているようです。中国に持って行ったら、筒抜けですよ。中国で商売したければ中国で製造しないとダメだとされ、結果的に技術情報を全部持っていかれてしまい、それを中国が世界に安く供給して、大元が儲からなくなります。英政府から国民の血税8,400万ポンド(約116億円)を受けて開発した新薬の情報を、あっさりとタダで提供してしまうわけです。アストラゼネカ、終わったな。ま、ワクチンが効けばの話ですけどね。

China's Walvax to make COVID-19 vaccine candidate similar to AstraZeneca's - media 

変異型コロナウィルスの急激な拡大で、今年はまともなクリスマスも送れなかったイギリスですが、1月4日からそのオックスフォード/アストラゼネカのワクチンの接種が始まるようです。アストラゼネカの社長は非常に自信を持っておられるようで、詳しい事は後ほど発表するようです。既に12月上旬からアメリカPfizerのワクチンの接種が始まっていますが、今の所、それほど酷い副作用は出ていないようです。

アストラゼネカのワクチンは米国のPfizer/BioNTechに比べかなり安く、保管がし易い事が利点となっております。二回の接種で70%の抗体ができるとされていますが、Pfizer/BioNTechの90%に比べると効果が下がるものの、3月までに英国内で4千万回分の供給を目指すそうです。

変異型コロナウィルスの拡大が急激に進んでいるので、地域的な封鎖よりも全国的に行った方がいいとの意見もあります。新規感染者の数は相変わらず高いですが、死亡者数が低いのは休みで事務処理ができなくて、いつも火曜日辺りにその分が上乗せされて発表されるので、今度の火曜日の発表でびっくりするかもしれません。

昨夜はストーム・ベラのおかげで、かなりの雨風で窓ガラスに雨がバシバシと打ち付けられておりました。一夜明けて、今日は気温は低いがいい天気でかなり晴れ間が見えていました。英国各地で洪水や倒木の被害などあったようですが、人的被害はなかったようで何よりです。



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Friday 25 December 2020

コロナ死者数7万人超

 クリスマスの日に、とうとう新型コロナウィルスによる死者数が7万人を突破しました。感染者数もうなぎ上りです。下のグラフは通常型(緑)と変異型(紫)のコロナウィルスの感染率を比較したものですが、変異型の感染力が特出しているのが分かります。

本来ならば、Tier 4 圏内の人達はクリスマスでも他の家に行ったりする事は出来ないはずですが、けっこう車で移動しているようですよ。外に見慣れない車が止まっているという事は、その辺りの家に来ているという事でしょうね。これでは、クリスマス後に急激に感染率が上がりますね。ジョンソン首相は3度目の全国的な封鎖はないと明言していますが、どうなります事やら。

やはり、日本でもイギリスでの渡航歴のある人達が感染していたようですね。少々、時期が悪かったですね。クリスマス休暇で自国に帰省するのは日本人だけではないはずなので、これから他の国からも変異型の感染例が出て来ると思われます。

今週末に、変異型コロナウィルスの感染率が急上昇中のロンドンに、今度はベラ(Storm Bella)と名付けられたストームがやってきそうです。既にイングランド北部では、家屋浸水、停電、高速道路交通止め、電車キャンセルなど被害が出ております。今日のロンドンは気温は低いが晴れていて、とても清清しいクリスマスの日となりました。しかし、これも日曜日には崩れ始め、雪マークまでついています。コロナで家に居ろという事なので、天気が悪くてもいいか。



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Thursday 24 December 2020

ロンドン、コロナ感染ホットスポットのトップに躍り出る

 12月18日までの公式発表によりますと、ロンドンが新型コロナウィルス感染の、一番熱い地域となっているそうです。先週の土曜日にロンドンが Tier 4 に引き上げられると発表された時点で、既にロンドンの感染率はトップだったことになりますが、政府からの発表があった途端に、ロンドンから脱出しようとする人で主要駅がごった返しました。つまり、もうその時に変異型コロナウィルスが散らばったわけですね。

ロンドンが特に急激に上昇しているそうで、推定でロンドンは2.1%、次いでイングランド南東部1.4%、イングランド東部1.2%の上昇率となっているそうです。ロンドンが断トツです。これらの地域の感染の上昇は変異型によるもので、秋に感染が多かったイングランド北部では従来型で、感染率が下がってきています。

ロンドンとイングランド東部、南西部の感染の3分の2が変異型コロナウィルスによるもので、ウェールズや北アイルランドでも、感染の上昇が認められるそうです。注目のワクチンですが、12月8日から20日までに、521,594人が接種し、その内の70%は80歳以上の方達だそうです。


Covid-19 in the UK: How many coronavirus cases are there in your area?

今日発表の新型コロナウィルス感染者は39,036人、死亡者数は574人となっております。すごい急な上がり方ですね。

Brexit の話し合いも何とか合意に至ったようで、何よりです。日本ではクリスマスイブが盛り上がりますが、イギリス(他の欧米諸国もそうだと思いますが)は25日のクリスマスデーが本番です。交通機関や店は全部閉まります。はっきり言って、何もありません。それでも、南アジア系移民のやっている店などは空いているので、いざとなったらその店に行けばよろしい。その前に、みんな買い込んでいますが…

今日、スーパー行ってみましたが、物ありましたよ。25日は閉めるから、期限が切れそうなのはその前に安くして売りさばいてしまいますが、棚にはいっぱい並んでいました。メディアが空になった一部の棚の写真を載せて、いかにもパニック買いが起きているとかって煽ってるだけですよ。そんなに買い込んでいる人もいなかったし、休み前のお買い得品を狙っている人がほとんどだったかも。自分もね。(笑)



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Wednesday 23 December 2020

またも新たな変異型見つかる

先週の土曜日に新型の変異型コロナウィルスの感染率が急激に拡大していると発表されたばかりですが、新たに二種類の変異型が確認されたとの発表がありました。しかも、感染力がもっと高く、南アフリカからの経路のようです。この報告を受け、南アフリカから二週間以内にイギリスに入国した者、もしくはその人物と濃厚接触した者は、自主隔離が必要との事です。南アフリカでは、これまで健康だった若者が重症化しているそうな。

変異型コロナウィルスの急激な感染拡大のため、ボクシングデー(クリスマスの次の日)から、主に現在 Tier 4 となっている地域に隣接している地域のレベルを引き上げるとの事です。境界線の周辺地域から感染率が上昇し、拡大しているそうです。現在、Tier 2 の地域で Tier 3 に引き上げられる所もあります。


Covid-19 in the UK: How many coronavirus cases are there in your area?

本日の新規感染者39,237人、死亡者744人となっておりまして、上のグラフは正にうなぎ上りですね。流石にこれでは規制は必要でしょう。

香港でもこの変異型コロナウィルスが検出されたそうですが、イギリスに留学していた学生さんだそうですね。やはり、すでにクリスマス休暇で自国に帰省してしまっている人は多いと思いますよ。感染していても症状の無い人達が広げるのは周知のはずですので、報告が出てくるのは年明けくらいですかね。

感染力の高いこの変異型コロナウィルスですが、ワクチンは効くはずだと専門家の方は自信を持っているようです。どのくらい行き渡るのかに関しては、製造と供給の関係ではっきりとは分からないそうな。それより何よりも従来通り手洗い、マスク、空間(Hands, Face, Space)で予防できるだろうとの事。日本では、新型コロナウィルスの流行で手洗いを徹底した結果、インフルエンザが劇的に減少した、医者によっては消滅したと言っていたそうですので、やはり、手洗い最強でしょうか。



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Tuesday 22 December 2020

変異型コロナウィルスは本当にケントが起源か?!

現在、世界中が大騒ぎをしている変異型コロナウィルス。既に、50カ国以上がイギリスからの入国を規制し、ケントのドーバーには3000近くのヨーロッパ大陸に向かうトラックが、立ち往生を余儀無くされています。イギリスの他、オーストラリア、オランダ、デンマークなどでも確認されている変異型ですが、本当にイギリスが起源なのでしょうか。これは、イギリスの監視システムが強力だからとの事。似たような変異型は恐らく既に世界中で起きているが、発見されていないだけだろうと。


今回の感染はケントから始まっていますが、エセックスなど外国からのフェリー、貨物船などが主に就航する港などがある地域から内陸に広がっているのが分かります。ウィルスの起源を辿るにはゲノムを調べれば分かりますが、そのためには他の国からの比較できる資料が必要となり、それは中々存在しないとか。

ウェールズのコナー教授によると、今回の変異型は23種類の異形が見られ、その内の17がウィルスを形成するタンパク質を作り上げていて、これだけの変異が偶然に一度に起きる事はあまりなく、それがウィルスの進化に何らかの革新的な有益性をもたらしているのだろうとの事。それは非常に厳しいサインであり、彼の元には膨大なコロナウィルスの系譜の資料があり、イギリスには他にも変異型コロナウィルスが存在しているが、この一種類の変異型の速度は尋常ではないとの事。

Covid: New variant found ‘due to hard work of UK scientists’

クリスマスの一週間前に始まった変異型コロナウィルス騒ぎ。どうやら、フランスとの協議が合意に至ったようで、PCR検査で陰性である事が条件で、足止めされているトラックの運転手達もやっと動けそうです。ユーロスターやフェリーも水曜日には条件付きで再開するそうです。良かったですね。



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Monday 21 December 2020

香港民主化活動家ネイサン•ロウがイギリスで難民申請

中国共産党の迫害から逃れ、イギリスで活動を続けていた香港民主化活動家のネイサン•ロウさんが、この度、イギリスで難民申請をしたとの事です。

Hong Kong activist Nathan Law applies for asylum in Britain

6月にイギリスに来てからも活動を続け、英議会やメディアの力を借りて、より多くの人達に香港の現状や中国共産党の正体を伝えてきました。共に香港の民主化運動を行なっていたアグネス•チョウ、ジョシュア•ウォンは、新設された香港国安法により不当に逮捕され、今月初めに刑が確定しています。彼には、無事にイギリスで活動を続けられるようになってもらいたいものです。



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Out of Control だって…

変異型コロナウィルスによる急激な感染の拡大により、新たに規制レベルを設け、昨日よりその Tire 4 に突入したロンドン及びイギリス東部と南西部ですが、その処置を受け、 ヨーロッパは元より、世界40カ国以上がイギリスからの入国を禁止しました。

この処置を受け、ケントのドーバーでは出国を待つトラックの長ーい列が続いています。現地の取材では、カオス (Chaos) というよりはフラストレーション (Frustration) だそうで、フランス政府がイギリスとの国境を48時間閉鎖する為、ヨーロッパに帰るトラックドライバー達は、ここで足止めを余儀なくされています。イギリスに入るのはいいが、出るのが困難ということで、今後のイギリスへの食料供給に支障が出るかもしれないとの事。今はクリスマス前という事で、どこのスーパーもいつもより在庫を確保しているそうで、今の所は品不足の心配はないそうです。しかし、今後の状況によっては、生鮮食品、特に新鮮な野菜や果物をヨーロッパからかなり輸入しているので、一部の品目に関しては供給が滞るかもしれないとの事。

Covid-19 in the UK: How many coronavirus cases are there in your area?

今日の感染者数は、このようになっております。10月から11月の山の部分は、イングランド北部の方でかなり感染が広がっていた時です。やっと、下がってきてクリスマスをなんとか家族で過ごそうとした矢先に、変異型の感染力が71%と高いという事で、急遽 Tier 4 を作って施行したわけです。今の所、従来型よりも致死率が高いとか、症状が悪化するという確認はされていないそうですが、あまりの感染力なので、まずは他に広がるのを極力防ごうという事です。資料によると大人よりも15歳以下の子供達に感染例が多いので、この変異型は子供に感染しやすいのではないかという説が出ていますが、この変異型は既に9月頃から確認されていて、秋の規制中は大人達の他人への接触を極力減らした反面、学校は開いていたので、それで子供達に広がったのではないかという仮説を立てているそうです。しかし、断定するには、この変異型コロナウィルスに現在、摂取しているワクチンが効くのかも含め、さらなる研究が必要との事。

クリスマスだからという事で、色々と規制が緩くなっていて、感染が上がって来ているのは日々の発表で明らかでした。この変異型の感染率が70%以上ということが判明したのは、18日の金曜日だそうですが、これから冬の本番が来て、寒さで具合の悪くなる人が増える上に、医療従事者もその例外ではないので、医療機関も逼迫する可能性があり、今後の医療体制も踏まえての処置と言えそうです。

因みに、タイトルの "Out of Control" は、保険医療相のマット•ハンコック氏(Matt Hancock, Secretary of Health and Social Care)がインタビューで答えていたもので、ロンドンやイングランド南西部と南部の感染の現状を表現したものです。大袈裟ではないなと思いますね。



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Sunday 20 December 2020

規制強化でロンドンは大騒ぎ?

昨日、ロンドン、イングランド東部と南東部(一部を除く)が、新しく設定されたコロナウィルス警戒レベルの Tier 4 に翌日から入ると発表された途端、その前にロンドンを脱出しようとする人で、主要駅や高速道路がごった返しております。


既にオランダ、イタリア、ベルギーがイギリスからの渡航の制限を発表していましたが、夕方にはドイツも加わりました。他のヨーロッパの国も時間の問題だと思われます。

ロンドンを含めた Tier 4 内の人達は、その圏内からの出入りは禁止されておりまして、警察もルールの無視には厳しく対応するとのことで、この期間の人員も増員してあるそうです。何だか、一月の武漢のようになっていますが、あの時も封鎖の前にかなりの人が武漢を脱出して、その人達が拡散したんですよね。あのダイアモンド•プリンセスにもかなり乗り込んでいたらしいですね。Tier 4 の発表の前にも既にこの圏内から海外に出た人達も、時期が時期なので少なくないのではないでしょうか。完璧に止める事は無理でしょうから、なるべく最小限に抑えて、後は接種が始まったばかりのワクチンが効けば良いのですが、まだ、未確認だそうです。

この変異型コロナウィルスですが、イギリスの他にオーストラリア、オランダ、デンマークでも確認されているそうで、その内のオーストラリアの場合は、イギリスから入って来たと確認されているそうです。



Covid-19 in the UK: How many coronavirus cases are there in your area?

今日の新型コロナウィルスの発表を見ると、これはまずいと思わず出てしまう。昨日は、新しい規制に対して反対の抗議活動がオックスフォード•ストリートとリージェント•ストリートであったそうで、逮捕者29人、警官も5人が軽症を負ったそうです。もう、クリスマスどころではない様相を呈しておりますが、だから、キャンセルか…



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Saturday 19 December 2020

えっ?!もう、Tier 4 ですか?

今週の水曜日に Tier 3 に入ったばかりなのに、もう Tier 4 ですよ。しかも、明日から。ロンドン (all 32 boroughs and the City of London)、 イングランド東部 (Bedford, Central Bedford, Milton Keynes, Luton, Peterborough, Hertfordshire and Essex [excluding Colchester, Uttlesford and Tendring])とイングランド南東部 (Kent, Buckinghamshire, Berkshire, Surrey [excluding Waverley], Gosport, Havant, Portsmouth, Rother and Hastings) がこの地域になります。


流石にこれでは、まずいと思わざるを得ません。Tier 3 までしかなかったのに、もう一つレベル作ってしまいました。全国的に封鎖するよりはマシという事でしょうか。他の家の住人と一緒になってはいけないという事で、クリスマスパーティーはキャンセルしてくださいという要請です。今年は我慢して、次からのクリスマスを祝おうだそうです。今年、無理したはいいが、それが最後だったなんて事になりかねませんからね。
必要不可欠な商売以外、ジム、映画館、理髪業、ボーリング場などは二週間の閉店を余儀なくされます。違う住宅の人とは、外で一人だけに会えるそうです。

どうにもこうにも、変異型コロナウィルスの感染力が半端ないらしく、従来型よりも70%も感染力が高いらしい。検査によると、南東部の43%、東部の59%、ロンドンの62%がこの変異型コロナウィルスの感染との事。それに伴い、新型コロナウィルスでの入院患者数も増えているそうで、この変異型には、従来の Tier 2 & 3 では太刀打ち出来ないと判断したようです。

秋頃には、イングランド北部での感染率が非常に高かったのですが、最近になってやっと下がってきた所へ、こんなターボエンジンでも搭載しているような変異型が侵入したら、考えるだけでも恐ろしいな。



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Friday 18 December 2020

クリスマス明けの封鎖はあるか? !

クリスマスが明けたら、新型コロナウィルスの全国的な封鎖が行われるのではないか。そんな見出しが英国のメディアには踊っていますが、真相はいかに?ジョンソン首相は否定していますが、ロンドンを筆頭に感染率が上昇していて、イングランド北部もやっと下がって来た所へ、クリスマスの帰省と家族などが集まってパーティーでは、感染が広がる要因となるのは目に見えています。下のグラフは日々の陽性者数ですが、V字型で上昇しています。


Covid-19 in the UK: How many coronavirus cases are there in your area?

新型コロナウィルスの入院患者数が上昇している、五人に一人はクリスマス中のルールを守るのが困難、コロナウィルスは変異してワクチンが効かなくなるなどなど、メディアは煽りまくっております。

クリスマスまであと一週間。無事に迎えられるか?



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Thursday 17 December 2020

大晦日にビッグベンの鐘が鳴る…

 2017年から修理の為、時を報せる鐘の音が止まっていたビッグベンですが、今年の大晦日には “テスト” として、一時的にその鐘の音を聞かせてくれる事になったそうです。イギリスが今年いっぱいでEUを離脱するという事で、12月31日の午後11時と12時に鳴るそうです。11時はEU本部のあるブリュッセルが新年を迎える時間ですね。話し合いはまだ続いていますが、なんとかうまくいってもらいたいものです。
今年は新型コロナウィルスで、恒例のテムズ川ほとり、ロンドンアイ周辺での花火は中止になりました。それでも、大晦日は外に出て新年を祝う人達もいないわけではないだろうという事で、大勢で集まらないようにとジョンソン首相も注意喚起をしております。

元ネタ The Independent: Big Ben will ring to mark New Year for first time since restored blue clock face revealed



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Wednesday 16 December 2020

新型コロナウィルスの最多死亡者数はどこだ?

公式発表では、これまでに新型コロナウィルスでの死亡者は64,908人。火曜日までの一週間で、陽性と判明して亡くなった人は2,972人だそうです。
そして、ロンドンがぶっちぎりの最高値となっておりまして、二位のランカシャーを4.5倍近く引き離しております。

  • London total deaths – 7,491 deaths / (83.6) per 100,000 people
  • Lancashire 1,691 (138.6)
  • Kent 1,642 (103.8)
  • Essex 1,514 (101.7)
  • Birmingham 1,457 (127.6)
  • Staffordshire 1,260 (143.3)
  • Hertfordshire 1,041 (87.5)
  • Surrey 987 (82.5)
  • Derbyshire 959 (119.5)
  • Hampshire 936 (67.7)
  • Nottinghamshire 870 (105)
  • Leeds 859 (108.3)
  • County Durham 816 (153.9)
  • Lincolnshire 803 (105.5)
  • Northamptonshire 779 (103.4)
  • Liverpool 746 (149.8)
  • Bradford 726 (134.5)
  • Sheffield 713 (121.9)
  • Glasgow City 699 (110.4)
  • Wigan 690 (209.9)
  • Manchester 655 (118.5)
  • Leicestershire 649 (91.9)
  • Suffolk 616 (80.9)
  • Cumbria 600 (120)
  • Warwickshire 591 (102.3)

    ロンドン自治区では、南ロンドンのクロイドンが貧差で一位となっております
    1. Croydon total deaths – 422 deaths / (109.1) per 100,000 people
    2. Brent 415 (125.8)
    3. Havering 389 (149.9)
    4. Barnet 372 (94)
    5. Redbridge 344 (112.7)
    6. Harrow 319 (127)
    7. Ealing 308 (90.1)
    8. Newham 281 (79.6)
    9. Enfield 272 (81.5)
    10. Bromley 270 (81.2)
    11. Hillingdon 260 (84.7)
    12. Lambeth 256 (78.5)
    13. Bexley 243 (97.9)
    14. Lewisham 238 (77.8)
    15. Waltham Forest 236 (85.2)
    16. Hounslow 228 (84)
    17. Greenwich 209 (72.6)
    18. Wandsworth 205 (62.2)
    19. Merton 201 (97.3)
    20. Hackney and City of London 201 (69.1)
    21. Barking and Dagenham 196 (92.1)
    22. Haringey 188 (70)
    23. Sutton 180 (87.2)
    24. Southwark 175 (54.9)
    25. Tower Hamlets 164 (50.5)
    26. Westminster 151 (57.8)
    27. Richmond upon Thames 135 (68.2)
    28. Hammersmith and Fulham 131 (70.8)
    29. Kingston upon Thames 151 (85.1)
    30. Camden 126 (46.7)
    31. Islington 121 (49.9)
    32. Kensington and Chelsea 104 (66.6)

    そして、死亡者数の最も少ない地域はこちら。

    1. Comhairle nan Eilean Siar total deaths –1 death / (3.7) per 100,000 people
    2. Orkney Islands 2 (9)
    3. Shetland Islands 6 (26.2)
    4. Moray 14 (14.6)
    5. Rutland 23 (57.6)
    6. Highland 33 (14)
    7. Clackmannanshire 37 (71.8)
    8. Fermanagh and Omagh 39 (33.2)
    9. Argyll and Bute 49 (57.1)
    10. Scottish Borders 49 (42.4)

    クリスマス期間中の規制緩和は当初の予定通りに行うとの事ですが、世論調査では57%が止めた方が良い、31%がそのままやるべき、12%が分からないとなっているそうです。
    クリスマスまで、あと9日。さて、どうなります事やら。




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