Sunday 27 December 2020

中国のWalvax, オックスフォード/AstraZenecaに似たワクチンを製造開始

中国のWalvaxが、英国オックスフォード/アストラゼネカに似たワクチンを製造開始するそうです。アストラゼネカは中国での供給のため、中国本土でワクチンを製造する事に同意しており、年末までに1億回分の製造能力を確保すると発表されていましたが、もう似たようなのができているようです。中国に持って行ったら、筒抜けですよ。中国で商売したければ中国で製造しないとダメだとされ、結果的に技術情報を全部持っていかれてしまい、それを中国が世界に安く供給して、大元が儲からなくなります。英政府から国民の血税8,400万ポンド(約116億円)を受けて開発した新薬の情報を、あっさりとタダで提供してしまうわけです。アストラゼネカ、終わったな。ま、ワクチンが効けばの話ですけどね。

China's Walvax to make COVID-19 vaccine candidate similar to AstraZeneca's - media 

変異型コロナウィルスの急激な拡大で、今年はまともなクリスマスも送れなかったイギリスですが、1月4日からそのオックスフォード/アストラゼネカのワクチンの接種が始まるようです。アストラゼネカの社長は非常に自信を持っておられるようで、詳しい事は後ほど発表するようです。既に12月上旬からアメリカPfizerのワクチンの接種が始まっていますが、今の所、それほど酷い副作用は出ていないようです。

アストラゼネカのワクチンは米国のPfizer/BioNTechに比べかなり安く、保管がし易い事が利点となっております。二回の接種で70%の抗体ができるとされていますが、Pfizer/BioNTechの90%に比べると効果が下がるものの、3月までに英国内で4千万回分の供給を目指すそうです。

変異型コロナウィルスの拡大が急激に進んでいるので、地域的な封鎖よりも全国的に行った方がいいとの意見もあります。新規感染者の数は相変わらず高いですが、死亡者数が低いのは休みで事務処理ができなくて、いつも火曜日辺りにその分が上乗せされて発表されるので、今度の火曜日の発表でびっくりするかもしれません。

昨夜はストーム・ベラのおかげで、かなりの雨風で窓ガラスに雨がバシバシと打ち付けられておりました。一夜明けて、今日は気温は低いがいい天気でかなり晴れ間が見えていました。英国各地で洪水や倒木の被害などあったようですが、人的被害はなかったようで何よりです。



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