Tuesday 22 December 2020

変異型コロナウィルスは本当にケントが起源か?!

現在、世界中が大騒ぎをしている変異型コロナウィルス。既に、50カ国以上がイギリスからの入国を規制し、ケントのドーバーには3000近くのヨーロッパ大陸に向かうトラックが、立ち往生を余儀無くされています。イギリスの他、オーストラリア、オランダ、デンマークなどでも確認されている変異型ですが、本当にイギリスが起源なのでしょうか。これは、イギリスの監視システムが強力だからとの事。似たような変異型は恐らく既に世界中で起きているが、発見されていないだけだろうと。


今回の感染はケントから始まっていますが、エセックスなど外国からのフェリー、貨物船などが主に就航する港などがある地域から内陸に広がっているのが分かります。ウィルスの起源を辿るにはゲノムを調べれば分かりますが、そのためには他の国からの比較できる資料が必要となり、それは中々存在しないとか。

ウェールズのコナー教授によると、今回の変異型は23種類の異形が見られ、その内の17がウィルスを形成するタンパク質を作り上げていて、これだけの変異が偶然に一度に起きる事はあまりなく、それがウィルスの進化に何らかの革新的な有益性をもたらしているのだろうとの事。それは非常に厳しいサインであり、彼の元には膨大なコロナウィルスの系譜の資料があり、イギリスには他にも変異型コロナウィルスが存在しているが、この一種類の変異型の速度は尋常ではないとの事。

Covid: New variant found ‘due to hard work of UK scientists’

クリスマスの一週間前に始まった変異型コロナウィルス騒ぎ。どうやら、フランスとの協議が合意に至ったようで、PCR検査で陰性である事が条件で、足止めされているトラックの運転手達もやっと動けそうです。ユーロスターやフェリーも水曜日には条件付きで再開するそうです。良かったですね。



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