METRO, 8 August 2024
全国的な暴動を引き起こしたサウスポートの殺人犯に関する偽の噂を最初に流した罪に問われている女が逮捕された。
この刺殺事件は、MI6の監視リストに載っていたイスラム教徒の難民申請希望者、アリ・アル=シャカティ(架空の名前と思われる)による犯行だとする誤った情報がソーシャルメディア上で広まり、人種差別的暴動が国中に広がった。
チェスターに住む55歳の女は現在、人種的憎悪をあおる文書出版と虚偽通信の疑いで逮捕されている。彼女は現在も警察に拘留されている。
逮捕に関する警察の声明では彼女の名前は明かされていないが、3児の母で衣料品会社の専務取締役であるボニー・スポフォースと見られている。
スポフォース(55歳)は、テロ当日の7月29日(月)午後4時49分に、『アリ・アル=シャカティが容疑者で、彼は昨年ボートで英国に来た難民申請希望者で、MI6の監視リストに載っていた。もしこれが本当なら、大混乱が始まることになる。』
チェシャーにある150万ポンドのファームハウスに住むこのビジネスウーマンは、『MailOnline』に対し、「最初にこの情報を受け取ったのはサウスポートの誰かから」と語った。
「こんなことで非難されるなんて悔しいわ。作り話ではありません。」
「私の投稿は、国中で起きている暴力事件とは何の関係もありません。」
「しかし、ロシアのニュースサイトが使用した情報源であった可能性があることは認めます。」
スポフォースは、ベベ・キング(6歳)、アリス・ダシルヴァ・アギアー(9歳)、エルシー・ドット・スタンコム(7歳)がテイラー・スウィフトをテーマにしたダンス教室で刺殺されたわずか数時間後に、この主張をソーシャルメディアに投稿した。
カーディフ生まれの17歳、アクセル・ルダクバナは、10件の殺人未遂罪と公共の場での刃物所持罪とともに、彼女らの殺人罪で起訴された。
「ネット上であれ、対面であれ、私たちはみな自分の行動に責任があるという警告にもなっている。」
しかし、スポフォースの虚偽の主張は、ロシアの放送局RTとアンドリュー・テイトによってシェアされた後、ソーシャルメディアで急速に広まった。
ドーハのハミド・ビン・ハリファ大学の准教授である偽情報研究家マーク・オーウェン・ジョーンズによれば、この記事は1日で推定2700万インプレッションを獲得したという。
翌日、サウスポートでの追悼集会後に暴動が発生し、モスクが暴力の主な標的となった。
アリソン・ロス警視総監は、「この1週間、英国全土で起こった暴力的な騒乱を私たちは皆見てきました。」
「正確性を確認せずにソーシャルメディアに情報を投稿することの危険性を思い知らされました。」
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