Wednesday, 6 December 2023

英国が「ロシアの戦争遂行に貢献している」中国企業を制裁したことを受け、中国は断固とした対応を警告

Sky News, 6 December 2023

中国大使館は制裁に断固反対し、中国の利益を損なう行動には「断固とした対応が行われる」と警告した。

ウクライナはロシアからの継続的な砲撃に直面している

英国が「プーチン大統領の戦争機構を支援し資金提供している個人や団体」を対象とした新たな制裁を発表したことを受け、中国は英国が国際法に違反していると非難した。

 中国大使館は制裁に断固反対すると述べ、中国の利益を損なう行為には「断固とした対応が行われる」と警告した。

大使館は声明で、中国政府がウクライナ戦争に関して客観的かつ公正であり続けたと主張し、英国に対し「誤りを正し、中国企業への制裁を撤回する」よう求めた。

英国は46の新たな制裁を発表し、対象リストには中国の企業の他、ベラルーシ、セルビア、トルコ、UAE、ウズベキスタンの企業も含まれており、政府は「ロシアの不法なウクライナ侵略を支援し続けている」としている。 

英国の制裁は、無人機やミサイル部品の設計・製造、電子部品の輸入に関与したとして31の個人や団体を対象とした。

Asia Pacific Links Limited、Sinno Electronics Co., Limited、Xinghua Co., Limited の中国企業 3 社が制裁対象品の供給の対象となった。

中国企業3社が制裁対象品供給の標的に

ロシア石油の取引に関与しているとしているUAEに本拠を置く4つの企業や、ワグナー傭兵グループに関連する他の企業も影響を受けた。

英国が、ロシアの戦争遂行を支援するためにミンスクが使用した軍事技術を製造したと主張したベラルーシの防衛組織も制裁対象となった。

アンヌマリー・トレベリアン外務次官は「われわれはプーチン大統領への圧力を徐々に強め、ロシアに制限された物品や技術を提供する第三者を、どこにいても厳しく取り締まる」と述べた。

「今日の制裁はプーチン大統領にとって痛いところに打撃を与え、ロシアの防衛システムにダメージを与え、ロシアの戦争機構を支えている違法なサプライチェーンを取り締まるだろう。」

「G7パートナーや国際同盟国と協力して、我々は引き続きプーチン大統領への圧力を強め、制限された物品や技術をロシアに提供している第三者を、どこにいても取り締まっていく。」

これにより、制裁対象となった個人の総数は1,600人以上となり、さらに250の団体が含まれることになる。



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