Sunday 9 March 2014

スケートボーダーのたまり場

ロンドン中心部のテムズ川の対岸のサウスバンクに行った事がある人は多いと思います。
夜なんかすっごいロマンチックですよね。

ヘイワード・ギャラリーとかロイヤル・フェスティバル・ホールとか、大きな施設も立ち並んでいるのですが、その下の辺りって言うのが、日本で言うなら高速道路の高架橋の下のような感じになっていて、上の華やかなイメージとは逆に少し殺伐とした印象を受けます。

そこにいつの頃からかスケートボーダーが集まって、いつもスケボーをやっていて、たまり場のような状態になっています。
コンクリートの壁にはびっしりとグラフィティだらけで、近寄りがたい雰囲気もありますが、彼らはスケボーをやっているだけで、別にギャングというわけではありません。

いま、そのスケートボーダーのたまり場に再開発の波が押し寄せようとしています。
まだ正式に決まったわけではありませんが、許可が出れば新たな商業施設の建設のために、スケートボーダーは立ち退きとなります。
元々、スケボーのための場所ではないので仕方がないのですが、サウスバンクセンターはその代わりに、120メートルほど離れたHungerford Bridgeの下に、新たにスケートサイトを建設する事を保証しているそうです。

余談ですが、もう何年前の事ですが、セントポール寺院とミレニアムブリッジの間に幅の広い緩やかな階段があるのですが、かつてはここの半分をいつもスケートボーダーが占拠していたのです。
緩い階段がスケボーをやるのに丁度良かったのでしょう。
ただし、場所が場所だけに観光客が大勢行き交う所で、ベンチのある方の半分を占拠しているし、危ないのに何にも言われないのかなと不思議に思っていましたが、ある日、ぱったりとスケートボーダーの姿は見なくなりました。
トラブルがあったとは聞いていませんが、恐らく何か勧告を受けたのだと思います。

何事もマナーは守って遊んでくだされ。

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