イギリスの最高医務責任者のクリス・ウィッティ教授 (Prof. Chris Whitty) は、今後、イギリスでは新型コロナウィルスのためにロックダウンをする必要はないだろうという見解を出しました。
悪い時には多くて25,000人がインフルエンザで死亡するのに、それに気付かずに過ごしているので、新型コロナウィルスで死亡する数も同じ様に扱う事で、学校とビジネスを継続して、人々が普通に生活できるようになるだろうとの事。
政府が警告を出す時は、人々が抗体を持っていない危険な変異種が入って来て、急激な拡大が起きた時だけになるだろうとの事です。
毎年、7,000〜9,000人がインフルエンザで死亡していて、その殆どが高齢者であり、数年毎に悪い年には20,000〜25,000人が無くなっていますが、誰もこれに気付いていません。新型コロナウィルス拡大の抑制のためにロックダウンをした結果、インフルエンザが無くなったということは、季節性のインフルエンザをコントロールする事は出来る。新型コロナウィルスはなくならないし、ワクチンや治療薬などの医療面と、許容できる範囲でバランスを取りながら感染を抑制し、死者を最小限に抑え、市民への経済的、社会的な影響を最大限にしないようにする。地域的なロックダウンも必要ないと申しております。
イギリスの新型コロナウィルスはイタリアやスペインなど、ほとんど国外から入って来たので、ロックダウンの間も国境を閉鎖しなかった事で、英政府はかなり批判されていましたが、変異種の流入を止める事は現実的ではなく、流入を遅らせる事はできるという教授の見解です。国境を閉鎖すればいいという考えは、完全な誤解だそうです。
明日はグッド・フライデーですが、イースターは結構、気温が下がるみたいです。花も咲いて、すでに散ってはいますが、今年は寒いのが長引いていると思う。
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