世界で新型コロナウィルスのワクチンの接種が進んでいますが、その効果はどのくらいなのかを、現在、手に入るだけの資料でまとめてみたそうです。
• ファイザー/バイオンテックのワクチンは、恐らく、一回の接種で80%の効果がある。
• アストラゼネカの最初の接種で、恐らく、少なくとも70%の効果がある。
米国では6,000万人以上、英国では2,200万人以上が一回目のワクチンを接種済みで、英国では2回目の接種を12週間まで遅らせ、最初の接種をなるべく多くに行き渡らせる事を優先していて、米国のCDC (Centers for Disease Control and Prevention) は、2回目の摂取をファイザーは最初の摂取から21日後、モデルナは28日後で、6週間以内に実施する。
最初の摂取からどれだけ効果があるのは、何をいつ測定したかで違うので、はっきりとした境目ではないそうです。
ファイザー/バイオンテック − 少なくとも80%
1回目の摂取から2回目の間に52.4%の効果があるそうですが、効果が出てくるまでの11日間も含まれているので、実際はもっと数字が高いだろうとの事。
ファイザーのワクチンは重症化と死亡の予防には100%の効果があり、エヴァンス博士によると、ファイザーワクチンは80%、もしくは90%以上の予防効果が最初の接種で得られるだろうとの見解ですが、まだ全ての検査が終わっていないため、21日後はどうなるか不明だそうです。
モデルナ - 少なくとも80%
モデルナのワクチンは69.5%の効果が最初と2回目の接種までの間にあり、トライアルの期間の感染者数により、実際の数値は43.5%から84.5%。69.5%には効果が出るまでの13日間も含まれているので、実際にはもっと高いだろうとの事。
この治験のグループには、理由不明で2回目の接種を受けなかった7%も含まれているけれど、50.8%が最大14日間の効果を最初の接種で得られ、14日以降は92.1%にまで上昇したそうです。
少なくとも80%の効果が最初の接種で得られ、恐らく、90%以上の効果があるだろうとの事ですが、まだ検査が終わっていないため、28日以降はどうなるか不明だそうです。
アストラゼネカ - 70%以上
アストラゼネカのワクチンは76%の効果が最初の接種で得られ、少なくとも90日は効果が持続するそうで、入院するような重症化の防止には100%の効果があったそうです。
アストラゼネカのワクチンは最初の接種で少なくとも70%の効果があるだろうとの事ですが、90日後にはどうなるかまだ不明だそうです。
ジョンソン&ジョンソン - 66%
J&Jのワクチンは重症化を防ぐ事に着目しているらしく、効果は14日以降に出てきて、66.1%の効果が28日間持続する。効果の数値は治験の国によってばらつきがあり、米国では72%の効果、南アフリカでは64%、ブラジルでは68%の効果があったそうです。南アフリカとブラジルではそれぞれ変異種が確認されているので、ワクチンの効果が下がっているようです。
ワクチンの効果の出る割合(%)ですが、80%が効果を得られ、20%は得られない。1回目の接種で100%の効果が得られる人は、2回目の接種で効果が向上する。1回の接種で100%の効果が得られない人は、2回目で100%の効果が得られるはずだけれど、一部の人たちには免疫システムが反応しない事もあるそうです。
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