先日、イギリスで確認されたブラジル変異種コロナウィルス(P1)感染者6人の内、イングランドの1人の身元が分からず、全国的な捜索が展開されていましたが、発表から5日、無事に発見されたようです。最近、ブラジルから帰国した方で、南ロンドンはクロイドンの方だそうです。この方はずっと自宅隔離をしていたらしく、他に感染者は確認されてはいませんが、用心のため、万が一の感染拡大を最小限に抑えるため、クロイドンの一部では多めに検査が行われるそうです。
PHE (Public Health England) と配達業者の執念で、郵送の“テスト”がどこからどこへ行ったのか特定し、今週の初めには379世帯にまで絞り込まれたそうです。すごいですね。ただし、この方は自分で気付いて連絡してきたそうなので、メディアでの呼びかけが役に立ったようです。
さて、ワクチンの接種が着々と進んでいるイギリスですが、以前、新型コロナウィルスに感染した事のある人は、ワクチンの副反応が感染経験のない人よりも三倍多いという調査結果が出たそうです。特に、ファイザーのワクチンに顕著だそうです。これは感染による抗体ができているという証拠だそうで、米国でも同じ現象が起きているそうです。ニューヨークのMount Sinai Hospital では、最初のワクチン接種後に、感染経験のある人の抗体は感染経験のない人よりも10〜20倍の抗体が確認されたそうです。医療従事者など、常に新型コロナウィルスに曝されている人達に副反応が出やすいそうですが、一度、感染した人には、2回目の接種は必要ないかもしれないそうです。しかし、それだけでも効果はあるけれど、2回の接種を受けた方が無難だろうとの事。もし、これからの調査研究で、既に感染経験のある人達には1回のワクチン接種で高い抗体が確認されれば、ワクチンの供給に役立つ選択肢になり得るそうです。
マット・ハンコック保健相は会見で、イギリスの5分の2の成人が1回目のワクチン接種を完了したそうで、死亡率も先週より41%も下がっているそうです。感染率も7〜11歳を除いた全ての年代で下がっているそうですが、7〜11歳の場合は下降が緩やか、または横ばいだそうです。
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