イギリスのガーディアン紙は、先月29日に打ち上げられた中国のロケット、長征5号B遥2が全くの制御不能で、どこに落ちるか分からない事を報道しました。
このロケットは、中国の宇宙ステーションのコアモジュールである「天和」を搭載して打ち上げられましたが、一時的な軌道に入った後、これまでで最大級の制御不能の再突入の舞台へと移行する設定になるそうで、一部の専門家は、それが人の住む地域に落下する可能性がある事を恐れているそうです。
前回、このタイプのロケットを打ち上げた時は、巨大な棒状の金属の塊が空を横切って、アイボリーコーストのいくつかの建物を破壊しました。
そのほとんどは燃え尽きましたが、地表に叩きつけられた巨大な金属片があり、誰も怪我をしなかったのは、大変、幸運だったそうです。
火曜日の時点で、ロケットは時速約27,600km、高度300km以上で約90分毎に地球を周回していたそうです。米軍はそれを2021−035Bと名付け、その軌道はon websites including orbit.ing-now.com. で観れるそうです。
週末以来、高度は80km近く低下し、アマチュアの地上観測により、それが転倒して制御されていない事を示したと報告したそうです。これとその速度により、地球の大気に最終的に引きずり降ろされた時に、着陸する場所を予測することは不可能ではあるものの、地球の表面の71%は海であるため、海に落ちる可能性が最も高いと述べています。
しかし、ロケットの一部は再突入後も存続し、それは100マイルに散らばった小さな飛行機墜落事故に相当するそうです。
1990年以来、10トンを超えるものは、制御されずに再突入するために意図的に軌道上に残されておらず、長征5Bのコアステージは約21トンと考えられているそうです。最悪なのは、それが本当に中国側の怠慢であり、10トンを超えるものは、意図的に制御せずに空から落下させないようにするものだそうです。
現在の軌道に基づいて、ロケットは地球を北にニューヨーク、マドリッド、北京まで、南にチリとウェリントン、ニュージーランドまで通過しており、このエリア内の任意の場所で再突入する可能性があるそうです。
その速度を考えると、その過程の小さな変更は、それが最終的にどこに行くかに大きな違いが生じる可能性があるそうです。この長征ですが、前後2日ずつのズレも見込み、5月10日に地球に戻る予定だそうで、地球に戻る日がはっきりすれば、専門家は6時間以内に着陸時間を予測できるそうです。
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