Monday, 11 October 2021

中国が英国産牛肉を輸入禁止

BBC, 11th October 2021

中国は先月、英国で牛海綿状脳症(BSE)または狂牛病の症例が発生した後、生後30ヶ月未満の英国産牛肉の輸入を禁止しました。

 税関総局の声明によると、禁止は9月29日から発効されました。

中国は、2018年に以前の制限を解除することに合意した後、英国からの牛肉の購入をまだ再開していません。

北京は、1990年代にBSEの初期の発生時に禁止を課しました。

9月、英国の動植物衛生局(APHA)は、サマセットの農場でBSEの症例が確認されたと述べました。

2018年、中国は英国からの牛肉の輸入の20年にわたる禁止を終了しました。これは、1990年代のBSEの発生後に最初に導入されたものです。

当時、英国政府は、解禁は今後5年間で英国の生産者にとって2億5000万ポンドの価値があると述べました。

それは、ロンドンと北京の当局者間の長年の現場検査と交渉の後に来ました。

今回の動きに応えて、英国の環境食糧農村地域省は、BSEの事件がうまく管理されたことを中国当局に安心させ、輸入条件を確実に満たす事ができるように取り組んでいると述べました。

英国の最高獣医官であるクリスティン・ミドルミスは、「私達は頑健な制御システムによってサポートされている、世界で最も高いレベルのバイオセキュリティを備えています。当社の製品は安全であり、引き続き取引するべきです」と述べています。

今年の9月、米国は数十年前からの英国産ラム肉の輸入禁止を解除すると発表しました。

米国は、BSEの最初の発生に続いて、1989年以来、英国の子羊の輸入を停止していました。

前年の英国産牛肉の米国への輸出は、20年以上ぶりに再開されました。

英国産牛肉は、1996年のBSE発生後、ワシントンによって禁止されました。


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中国は、オーストラリアが新型コロナウィルスに関して独自の捜査が必要だと世界に呼びかけた途端、オーストラリア産の石炭、ワイン、ロブスター等を輸入禁止にし、嫌がらせをしました。しかし、そのような嫌がらせにはオーストラリアは屈せず、石炭の輸入を止めた中国は火力発電ができず、電力不足で停電が各地で起きているのは報道されている通りです。一方、オーストラリアの方は、質のいい石炭をインドなど他の国が購入してくれて、特に損失はなし。ロブスターは自国民が安く手に入れられて、大喜びだそうです。

英国は最近、豪、米国とともにAUKUSなる対中軍事同盟を発表し、中国はブチギレていました。オーストラリアには既に嫌がらせをしているので、今度はイギリスでしょうか。ただし、米中貿易摩擦で、中国は牛肉を含む米国産食品に高関税をかけ嫌がらせをした所、中国内で牛肉が品薄になり、折からの災害で自国産の食料が不作も加わり、価格高騰で庶民の生活に大打撃。あれだけ大きな国有面積がありながら、実は食料は輸入に頼っている国です。オーストラリアからの石炭は、止むに止まれず緊急に輸入に踏み切ったようですが、今日明日に到着するわけではありませんからね。これで、まだ北京五輪をやる気でしょうか⁈ 🤔



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